ファイバースコピー(内視鏡検査)について

みみ、はな、のどの肉眼の診察で

・肉眼で観察できない部位の診察が必要な場合
・肉眼で診断がつかず、病変の拡大観察が必要な場合

肉眼での観察に追加して、内視鏡検査を行う事があります。

はな・のどのファイバースコピー(内視鏡検査)で可能な観察範囲と診断について

はな、のどについて、肉眼で観察できる範囲に比べ、ファイバースコピー(内視鏡検査)で観察できる範囲はとても広いです。

内視鏡検査で確認できる範囲
左:肉眼の範囲(濃い赤)/右:内視鏡の範囲(青)

鼻やのどの奥など見えない場所には、ファイバースコピーを用いることによって局所的に詳しく観察することができます。
通常の肉眼で診察と合わせて、総合的な所見が得られるので、両方の検査を行うことでより正確な診断を行うことが可能になります。

検査料金(保険診療)

■鼻咽腔・喉頭ファイバースコピー

3割負担
1,800円
1割負担
600円

■耳ファイバースコピー

3割負担
720円
1割負担
240円

診療費用に上記金額が追加されます。

ファイバースコピーの主な役割について

患者様の症状があるもので、肉眼で診断がつかない場合は問診や症状をお伺いする事で病気のおおよその判断はできますが、ファイバースコピーが未実施の場合、どの薬を処方し治療するのか判断に迷う事があります。
当院では治療方針決定の為、患者様の肉眼所見、症状、状態に応じて、適宜ファイバースコピー(内視鏡検査)を行なっております。

ファイバースコピー(内視鏡検査)を実施する事で、肉眼では見えなかった部位の病変や小さな病変、粘膜表面の微妙な異常などを見つかる可能性がある事、また患者様にとっても画像をお見せして病状説明することで、言葉の説明だけでは分かりにくい病状をご理解・ご納得していただくことができる可能性がございます。