舌下免疫療法(シダキュア・ミティキュア)について

当院では、以下の舌下免疫療法を行っています。

  • スギ花粉症(シダキュア)
  • ヤケヒョウダニ、コナヒョウダニなどのダニアレルギー(ミティキュア)

実施にあたり、以下の点をご注意下さい。

  1. 対象は5歳以上のスギ花粉症・ヤケヒョウダニ・コナヒョウダニアレルギーの方です。(アレルギー検査結果が必須です。既に当院以外でアレルギー検査をされている方は検査結果をお持ちください。)
  2. 舌下免疫療法の効果が出るまでに時間がかかります。そのため、毎日、長期間(3年~5年)の服用が必要です。
  3. 舌下免疫療法を開始する希望のある方は、土曜日以外の受付終了2時間前(午前11時まで、午後16時30分まで)までにお越しください。
    舌下免疫療法の初回投与は必ず医院内で行い、副作用がないかどうかの観察のために投与後30分程度、院内で経過観察を行います。
  4. スギ花粉症に対する舌下免疫療法(シダキュア)の開始時期は花粉の飛散時期を避ける為、6月~12月中旬を予定しております。年により異なりますのでお問合せください。

詳しくは以下をご覧下さい。

舌下免疫療法の診療までの流れ

①診察

採血にてアレルギー検査を実施します。結果が出るまで約1週間程かかります。
※過去に他院にてアレルギー検査を実施した結果がありましたらご持参ください。その場合は当院での採血は不要となります。

アレルギー血液検査代(診察料別)
保険診療 3割 約5,000円

②結果説明

採血検査結果を元に治療を検討します。

舌下免疫療法の初回投与について

初回の投与は必ず医院内で行い、診察後、薬局でお薬をもらったあとに副反応の観察のために投与後30分程度、院内で経過観察をします。
診察からの服用後の経過観察含めて1時間位かかります。お時間に余裕を持って来院してください。

お薬にかかる費用

28日処方した場合の医療費について
※クリニックでの診察代の他にお薬代がかかります。

3割負担の場合

  • シダキュア 5000JAU
    28日処方:調剤料込 1,990円
  • ミティキュア 10000JAU
    28日処方:調剤料込 2,490円
  • シダキュア 5000JAU + ミティキュア 10000JAU
    28日処方:調剤料込 3,750円

0割負担の場合

  • シダキュア/ミティキュア
    28日処方:調剤料込 0円

シダキュア・ミティキュアの服用方法について

鳥居薬品のサイトに内服量や注意点など、詳しい服用方法が記載されています。ご活用ください。

シダキュア・ミティキュアの同時併用について

同時併用は可能ですが、初回投与に関して同日に同時投与ができません。
初回、同日にシダキュア、ミティキュアを投与してしまうと初回の副反応が増悪する可能性が高まる為、鼻アレルギー診療ガイドライン2020年版では同時併用の初回投与に関して、

シダキュアorミティキュアどちらか先行投与

 ▼

1ヶ月間隔を空ける

 ▼

ミティキュア or シダキュアを投与

と明記されています。

同時間帯同時併用の注意点:
2剤一緒に口腔内の舌下に投与は出来ません。
1剤目の薬を舌下投与してから、最低5分間以上の間を空けて2剤目の投与をします。

舌下免疫療法の中断・再開・中止について

中断・再開について

中断した場合、投薬の再開はできますが、中断の期間によっては初回投与量からとなります。濃い濃度の薬でいきなり再開すると副作用が出やすくなるからです。

一般的には維持期に達していれば、再開が可能です。

  • 1~2週間の休薬
    維持期からの再開可能
  • 2~4週間の休薬
    一定の見解がない。当院では増量期(初回投与量)から再開
  • 4週間以上の休薬
    増量期(初回投与量)から再開

中止について

内服の中止の希望がある場合、自己判断で中止せず、必ず医師に相談してください。

舌下免疫療法の適応外・慎重投与症例について

適応外

  1. 舌下免疫療法の投与によりショック症状をおこしたことのある方
  2. 重症の気管支喘息の持病をお持ちの方(投与により喘息発作を誘発するおそれがあります)

慎重投与

  1. 舌下免疫療法製剤または各種アレルゲンによる診断・治療、あるいはアレルギーを含む食品の摂取などによりアレルギー症状を発現したことのある方
  2. 気管支喘息の持病がある方(全身性のアレルギー反応が生じた場合、重症化するおそれがあります)
  3. 悪性腫瘍、又は免疫系に影響を及ぼす全身性疾患を伴う治療を行っている方(例えば自己免疫疾患、免疫複合体疾患、又は免疫不全症等)
  4. 妊娠中の投与に関する安全性は確立していない
    アレルギー反応に伴って遊離されるヒスタミンが子宮筋収縮作用を有することが知られているので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること